生コンクリート代行受入検査・試験
生コンクリートとは、固まる前のフレッシュな状態のコンクリートのこと。
製品として、まだ完成していない生ものであり、半製品です。
現場に到着したその半製品、生コンクリートの品質を確認する為に検査・試験を実施します。
◉ スランプ試験 ◉ スランプフロー試験 ◉ 空気量試験
◉ 塩化物含有量試験 ◉ 供試体作製 ◉ 圧縮強度試験 ◉ 単位水量測定試験
スランプ試験 / スランプフロー試験
▲ スランプコーン
生コンクリートの軟らかさや、流動性を測定すると同時に、
作業のしやすさ、材料が分離しにくいかどうかも判断できる試験です。
スランプ試験
スランプコーンの中に生コン試料を詰めた時の高さと
スランプコーンを引き抜いた後の高さの下がりを測定します。
スランプフロー試験
スランプコーンを引き抜いた後にどれくらい広がったかを測定します。
空気量試験
▲ エアメータ
生コンクリート試料の中に、
適正な量の空気が入っているかを確認する試験です。
エアメータと呼ばれる測定器を用いて、
生コンクリート中の空気量を読み取る試験です。
※ 測定原理はボイルの法則です。
塩化物含有量試験
▲ 北川式塩分検知管
生コンクリート中の塩化物イオン濃度が濃いと
鉄筋の錆の発生が多くなる等の悪影響を与えます。
材料に使用する骨材や、混和剤、
練り混ぜに使う水などの材料からも供給されるため、
コンクリート中に含まれる塩化物イオン量として規定されています。
弊社では、北川式塩分検知管、カンタブ、ソルメイトを使用しております。
供試体作製
▲ プラモールド
コンクリートの強度は、打設後から徐々に上がりはじめ、
4週間後に安定してくるため、そこを目安にして設計されます。
その4週の結果が設計基準強度をクリアしているかの確認のため
圧縮強度試験用の供試体(テストピースとも言う)を作製します。
JIS A 1132 コンクリートの強度試験用供試体の作り方によって、
供試体を作製します。
3本の平均値を求めるので、1セットにつき3本採取します。
単位水量測定試験
配合で決められた水の量でコンクリートが製造されたかを
確認する試験です。
エアメータ法
現場の受入試験時に容易に測定できるエアメータを用いて
質量を測定する試験方法。空気量によっても質量は変化するため、
空気量を除いた単位容積質量で比較します。
高周波加熱乾燥法
電子レンジを用いて、加熱乾燥させ、
水分蒸発によって減少した質量から推定する試験方法です。
生コンクリート工場業務補助
生コンクリート工場業務の補助も承っております。
下記よりお気軽にお問い合わせください。